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月夜野閑話
shimeusa.exblog.jp

自然いっぱいの月夜野生活をよそ者の視点で紹介。 それから日々のいろいろなこと。                     【コメントのお返事が遅くなりがちでごめんなさい】

by miz-zou
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高崎 琴平神社の縁日
高崎市街地のほど近く、17号バイパスと
城南大橋の交わる辺りにある、琴平神社は
「多中のこんぴらさん」として
地域の人々から信仰を集めている神社です。

相方が、もともとこの辺りで生まれ育ったので
我が家では初詣などでよく訪れるのですが
たまたま行った4月10日は、この神社で
毎月10日に行われている縁日だったので
普段より多くの参拝者で、にぎわっていました。

高崎 琴平神社の縁日_e0009049_15252114.jpg

舞台では、どこかの社中の
踊りの発表会が行われるようです。

4月の縁日では、植木市などが立つそうなのですが
今年は、洋服屋さんと焼まんじゅうの屋台だけでした。

「むかしは月ごとの縁日でも、
もっと大きかったのになあ・・・」

相方は残念そうです。

とはいえ、毎月の祭礼が行われているのは
高崎では、こちらだけだそうです。

高崎 琴平神社の縁日_e0009049_1537736.jpg

桜も見頃。
「以前は前の会館がなくて、この高台から
上信電鉄の線路や烏川が見下ろせたのになあ」
と、相方やはり残念そう。

この神社、摂社がたくさんあって、
お詣りするのが大変なほどなのですが
もともとは稲荷神社だったところへ
讃岐の金比羅神社を分霊したそうで
高台の上にこんぴらさん、
その下は洞窟のようになっていて
おいなりさんが祀られています。

ちょっと、楽しい神社です。


「多中のこんぴらさま」について
詳しくはこちら↓をご覧下さい。



裏道を通って行くと上信電鉄南高崎駅に出る。
その先踏切を渡って国道17号を陸橋で越えると「こんぴら」である。
このこんぴらは俗に「多仲こんぴら」といい、庶民の信仰を集め、
縁日には参詣人が多く屋台の店が並ぶ。

境内はそう広くもないが、摂社がいくつもある。
天満宮、稲荷神社、飯玉社など。
またここは神仏混淆の神社で仁王門がある。
その表には神官像一対、裏には仁王像一対が収められて居る。
社殿は小山の上にあり、その石段の前に、「からす天狗」の石像が一対ある。
「こんぴら」は、一般に航海の神、海難救助の神として知られる。
一方天狗は山岳信仰に関係がある。
その海の神を守るように神社の拝殿の前に
山の天狗が立っているのは一見奇妙な感じがするが、
その由来を調べてみると、金刀比羅宮つまり「こんぴらさん」と
修験道・天狗とは江戸時代にはかなりのかかわりがあったようだ。

この頃の旅風俗を描いている広重の「東海道五十三次」沼津の絵には、
金比羅参りの男が天狗の大きな面を背中に背負って歩く姿が画かれて居る。
江戸時代、金比羅参りには天狗の面を奉納するしきたりがあったらしい。
また金比羅つまり琴平宮のある山、象頭山は山岳信仰・修験道の山であった。
江戸時代修験者によって唱えられた「天狗経」には
日本中の高山にまじって「象頭山金剛院」の名がある。
そして琴平宮の祭神は大物主神だが、もう一柱崇徳上皇が祀られている。
崇徳上皇は周知のように保元の乱により讃岐に流された。
上皇は都への帰心が強く、その願望がかなえられないまま亡くなられたが、
その時、「怨念によりて、いきながら天狗のすがたにならせ給ふ」と
保元物語に記されているのは有名な話しである。
その亡くなられた翌年永万元年7月(1165)に
金比羅宮にその御霊を祀ったという。
そこで金比羅というのは天狗になった崇徳院の御霊であるという伝承もある。

こうしてみると、金比羅宮に天狗の石像があるのは当然で、
奇妙と思うのがおかしいということになる。

北倉庄一氏 『街道を尋ねて』
by miz-zou | 2010-04-12 15:42 | ちょっとおでかけ